2015年5月22日金曜日

土練機が・・・。


河井寛治郎の本の中でこんな文章を見つけてうれしくなったことがあります。
自分の工房の情景を描いた部分でした。
「土練機(どれんき)がうんこをしている。」

人間国宝も、文化勲章も辞退した孤高の陶芸家の河井さんが・・・、という意外性と、
やっぱり陶芸をやる人間には幼児性があるんだ、と安心する部分と。

その後に続く文章は、今日もやるべき仕事があることへの充足感に満ちているように思えます。
土練機から出てくる粘土の様子を見ていて、僕もそんな連想をすることがあるけれど、
気力が充実しているときに連想するような気がします。

「土練機がうんこをしている。」
土練機を見る視線が、まるで自分の子供を見るよう。
ドレンキという響きもいい。
健やかな粘土が生まれている。健やかな仕事が待っている。
そんな印象です。


以前に書いた文章ですが、土練機を見ていて
また同じ気持ちになったので、再録します。


















これは我が工房にある3台の土練機のうちの1台で
単身赴任中の博多のマンションで使っていたもの。
ときどき、プスーなんて音もして、今日も元気に粘土を練っています。


記事提供&copyright:津田沼陶芸教室

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